神秘と自然が交差する場所で
2025年2月、神奈川県三浦市・城ヶ島周辺にてポートレート撮影を行いました。
今回の撮影は、写真展「Go to future 2025」に出展する作品制作を目的としたものです。
まだ冬の気配が色濃く残る季節でしたが、三浦の海と空、そして風が持つ力強さと透明感は、
この時期ならではの表情を見せてくれました。
モデルを務めていただいたのは、Chiiroさん(@chiiro_portrait)。
今回の撮影にあたり、改めて強く感じたのは、被写体としての表現力だけでなく、「作品を一緒につくる存在」としての圧倒的な信頼感です。
Chiiroさんは、ご自身でフェイスペインティングを施し、衣装やアクセサリー、世界観の細部に至るまで丁寧にご準備くださいました。
撮影者として、これほど心強く、ありがたいことはありません。
この場を借りて、心から感謝をお伝えしたいと思います。
コンセプトは「城ヶ島から眺める自然」
今回の作品コンセプトは、
海・空・風・雲――
城ヶ島から眺める景色そのものを、人の姿を通して表現すること。
自然の中に溶け込みながらも、どこか人ならざる存在のような神秘性。
リアルでありながら、現実と幻想の境界に立つイメージを目指しました。
撮影前日から近隣に乗り入れていただき、当日は朝から夕方まで、ほぼ一日をかけた撮影行程。
時間と光の移ろいを大切にしながら、複数のロケーションを巡りました。
拠点は城ヶ島魚市場前のスタジオから
まず最初に撮影を行ったのは、今回の拠点とした城ヶ島魚市場前のスタジオ。
白背景布を使い、1灯ライティングによるシンプルな構成での撮影です。
余計な情報を削ぎ落とした空間だからこそ、
Chiiroさんの存在感、フェイスペイント、オッドアイの神秘性が際立ちます。
清楚さを感じさせながらも、どこか妖艶。
過度ではないセクシーさが作品に深みを与え、不思議な余韻を残すカットが生まれました。
髪飾りの繊細さも相まって、「静」と「艶」が同居する印象的なシリーズとなりました。





ヨットハーバーとカフェ「イベリス」
続いて向かったのは油壺湾方面。
その途中、ヨットハーバー沿いにあるおしゃれなカフェ「イベリス」に立ち寄り、撮影を行いました。
屋外デッキは開放感があり、海を間近に感じられるロケーション。
晴れた日の夕方には、美しい夕陽とともに富士山が望めることもあり、まさに“絵になる場所”です。
海をイメージした衣装とChiiroさんの佇まいが、空間と完璧に調和し、
ラグジュアリーで洗練された雰囲気のカットを数多く残すことができました。
自然光と海の反射が生む柔らかなトーンは、スタジオ撮影とはまた違った魅力を引き出してくれます。




極寒の油壺湾での撮影
そして、いよいよ油壺湾へ。
2月の海辺は想像以上に冷え込み、風も強いコンディションでした。
しかし、そんな過酷な環境の中でも、
Chiiroさんは寒さを微塵も感じさせない表情と佇まいで、撮影に臨んでくださいました。
その姿勢と集中力には、ただただ頭が下がる思いです。
油壺湾は岩場が広く、ごつごつとした荒々しい地形が特徴的ですが、
その無骨さが衣装デザインと絶妙にマッチし、
まるで海の妖精、あるいは自然そのものが具現化した存在のような、神秘的なイメージが立ち上がってきました。



夏の賑わいを想像しながら
油壺湾は夏になると多くの観光客で賑わう場所ですが、
この日は静けさに包まれ、白いデッキが印象的な海の家がひっそりと佇んでいました。
そのデッキでも撮影を行い、
オシャレで大胆なポージングを次々と決めていただき、
クールで力強いカットを残すことができました。
自然、ファッション、表現が一体となり、
「Go to future 2025」という写真展のテーマにも深く呼応する作品群になったと感じています。




感謝とともに
今回の撮影は、
神秘性
自然の美しさ
オシャレさ
ラグジュアリー感
それらすべてが重なり合った、非常に濃密で贅沢な時間でした。
改めて、長時間の撮影、厳しい寒さの中で全力で表現に向き合ってくださったChiiroさんに、心から感謝いたします。
この作品たちが、写真展という場で、見る人それぞれの未来や想像力へとつながっていくことを願っています。
城ヶ島の海と空、そして風がくれた一日。
そのすべてが、確かに写真の中に刻まれました。
以上











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